年別:2023年

こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、看護師国家試験対策におすすめの問題集・参考書を紹介します。

 

第1位 レビューブック

 

看護師国家試験を受験するにあたり、必須アイテムと言っても過言はありません。

 

必ず購入することをおすすめします。

 

2025年版が3/8に発売されました↓↓

 

 

過去10年分の問題分析し、出題された問題を中心に構成されているため、教科書とは違い知りたいことを的確にポイントだけを知ることができます。

 

また、図表やイラストなど、受験生の理解を助けるための工夫も充実しています。

 

その上、2位、3位と続くQB(クエスチョンバンク)シリーズと連携しており、補足して勉強してほしいページなどが記載されている点も非常に優しいです。

 

使い慣れるために、低学年の頃から(実習で調べものをする時などから)使うことをおすすめしています。

 

受験年度のレビューブックがいるのか?という質問もよくされますが、1-2年程度であれば、古いレビューブックでも問題無いと回答しています。

 

統計データなどに若干の誤差はありますが、1年程度古いデータでも基本的には問題ありません。

 

そういう誤差を気にするよりも、いち早く使い慣れることをおすすめします。

 

第2位 QB一般(クエスチョンバンク)

 

国家試験の過去問は色々な業者から出版されていますが、上記のレビューブックとの併用を考慮すると、QBシリーズをおすすめします。

 

解説の丁寧さは他の業者も遜色無いですが、勉強のしやすさを考えるとQB一択です。

 

もちろん、他の過去問集が見やすい、使いやすいというものがあれば、他の過去問集でも問題ありませんので、とりあえず一般問題の過去問集を一冊は購入しておくことをおすすめします。

 

第3位 QB必修

 

QBシリーズの必修バージョンです。

 

一般問題集に加え、必修問題集も購入しておくことをおすすめします。

 

おすすめする理由は、QB一般と同様で、使い勝手が良いためです。

 

勉強を何から始めるのか?という問いに対しては、QB必修問題集から始めることをおすすめしています。

 

第4位 必修問題まんてんGET!

 

ここからは少し優先度が下がりますが、できれば購入しておきたい一冊です。

 

必修問題は8割以上の得点が必要な問題であり、全ての基礎となる分野になります。

 

QB必修問題集は基本的に過去問中心に構成されているため、若干難易度的に不安があります。

 

やや難しく、細かく分析した必修問題集を購入しておき、必修問題は満点をとれるように深く勉強することをおすすめします。

 

必修問題まんてんGETは適度に難しく、ポイントを絞って解説を構成しているので、短期間で必修の得点を上げることができると思います。

 

第5位 必修問題ファイナルチェック360問

 

こちらも必修の問題集です。

 

特徴は、オリジナルの予想必修問題360問を掲載しており、多くの問題を解き進めるというスタイルに仕上げているというところです。

 

解説はそこまで深めず、必要最低限に絞っているので、タイトルのとおりファイナルチェック的な問題集になります。

 

解説がややうすいという点で、一つ順位を下げました。

 

第6位 必修ラスパ

 

こちらも必修問題集です。第4・5・6位から一冊選ぶと良いかと思います。

 

必修ラスパも人気書籍で、丁寧な解説に加え、オリジナルの予想問題を400問程度掲載した、コンパクトサイズながらボリュームのある問題集です。

 

必修に止まらず、一般問題につながるように解説されている点も良いです。

 

ただ裏を返すと、必修問題集としてはボリュームが多く、状況によっては合わない場合もあるかと思い、順位を少し下げました。

 

第7位 でた問70% 高正答率過去問題集

 

こちらは、必修・一般・状況設定問題全てを網羅した問題集です。

 

特徴としては、過去5年間の国家試験から70%以上の問題だけを集めて構成しているという点です。

 

基本的に国家試験は正答率70%以上の問題を落とさずに正解できれば、合格に近づくと言われていますので、そこに絞っているようです。

 

また、難易度も易しめなので、取り掛かりやすいのも良い点です。

 

ただ、解説がうすいので、最初に取り掛かると丸覚えしかできないリスクもあります。

 

使い方を間違えずに活用できれば、重要な問題を集めてくれている問題集なので、使ってみることをおすすめします。

 

第8位 これで完璧!看護国試必修完全攻略集

 

さわ研究所から出版されている必修問題集です。

 

今まで出題された必修問題をほぼ網羅し、それに伴う必要な知識を全て丁寧に解説してくれています。

 

統計データなども、主要な順位・年度だけでなく、細かく掲載してくれています。

 

ただ、その分、必修問題だけにも関わらず、かなりのボリュームになるため、少し気が引けるのが残念なポイントです。

 

必修問題の辞書的な立ち位置になるかと思います。

 

第9位 これで突破!社会保障&関係法規

 

社会保障・法律・公衆衛生に特化した問題集です。

 

社会保障関連の問題が苦手な受験生が多いということから、作られた問題集かと思います。

 

かなり細かく出題されているので、難しい問題も多いですが、余裕があれば一度解いてみても良いかと思います。

 

法律など細かい部分まで理解できるようになります。

 

第10位 看護師国家試験 国試過去問題集

 

国家試験の必修から社会保障まで、分野毎に過去問の出題傾向を分析しています。

 

ボリュームは多いですが、自分の現在の理解度を分野毎に整理することができますので、ある程度学習が進み、余裕が出た段階で知識を確認していくのに良い参考書です。

 

まとめ

 

【強く購入を推奨】

第1位 レビューブック

第2位 QB一般

第3位 QB必修

 

【購入を推奨(1-2冊)】

第4位 必修満点GET!

第5位 必修ファイナルチェック360問

第6位 必修ラスパ

 

【自分に合えば購入しても良い】

第7位 でた問70%

第8位 これで完璧!看護国試必修完全攻略集

第9位 これで突破!社会保障&関係法規

第10位 看護師国家試験 国試過去問題集

 

今まで使ってきて使いやすいもの、受講生が活用していたもの、使いやすいと感じていたものを絞って、順位付けしました。

 

ただ、使いやすい問題集は個々で違いますので、参考にしつつ、自分に合った問題集を購入することをおすすめします。

 

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こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、国家試験に頻出の薬をまとめていきます。

 

薬理学は範囲が広く難しいですが、よく出る問題は決まっているので、コツコツ覚えるよりも一気に覚えることをおすすめします。

 

一問一答形式で簡潔にまとめていますので、薬理学を学ぶ足掛かりにしてください。

 

Instagramの方にも、問題形式で載せています👇

https://www.instagram.com/p/Cpqvy2shvju/?utm_source=ig_web_copy_link

 

薬理総論

 

薬物の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法は?

 

A. 静脈内注射

 

逆に、比較的遅いのは経口投与です。

 

内服薬の初回通過効果が主に起こる部位は?

 

A. 肝臓

 

内服した薬剤が吸収された後に門脈を通り、肝臓で代謝されることをいいます。

 

薬物の有害事象

 

血中濃度を確認する必要性がある医薬品は?

 

A. ジゴキシン、テオフィリン、バルプロ酸ナトリウム、フェニトイン、炭酸リチウム、リドカイン塩酸塩

 

特にジゴキシンはジキタリス中毒を引き起こします。(強心薬の項目で解説)

 

薬物の相互作用=食べ合わせ危険の組み合わせ

 

ワルファリンカリウム

 

A. ビタミンKを多く含む食品(納豆・ほうれん草など)を避ける必要があります。

 

ワルファリンカリウムはビタミンKの作用を弱め、血液の凝固を妨げるため、ビタミンKを多くとってしまうと効果が弱ってしまう。

 

カルシウム拮抗薬

 

A. グレープフルーツ

 

グレープフルーツ中の成分であるフラボノイドが、カルシウム拮抗薬の肝臓での代謝を妨げるため、作用が残り、効果が強くなってしまう。

 

テトラサイクリン

 

A. 牛乳

 

牛乳のカルシウムがテトラサイクリン系薬と結合してしまい、吸収されなくなるため、効果が減弱してしまう。

 

抗菌薬と抗ウイルス薬と抗癌薬

 

菌・ウイルス・癌細胞など、対象によって使用する薬剤が異なります。

 

ウイルスに対して、抗菌薬は効かないので、対象に応じた薬剤の名前とその薬効を整理しながら覚えていくことが重要です。

 

全ての薬を片っ端から覚える必要はありませんので、主要な薬の名前を紹介していきますので、重要なものを確実に覚えていきましょう。

 

抗菌薬

 

A. ペニシリン、バンコマイシン

 

抗菌薬でよく出題されるのは上記の2つです。

 

特にバンコマイシンは、MRSA(メチシリン耐性ブドウ球菌)という抗菌薬に耐性を持つ菌にも効く薬なので、よく出題されます。

 

抗ウイルス薬

 

A. アシクロビル

 

アシクロビルはヘルペスウイルスに効果のある薬として有名です。

 

インフルエンザウイルスに罹った場合は、リレンザやタミフルなどの抗ウイルス薬を使用して治療します。

 

抗癌薬

 

A. シスプラチン

 

抗癌薬の副作用(骨髄抑制・脱毛・消化器症状)がよく出題されます。

 

シスプラチンは骨髄抑制を引き起こしにくい反面、白金を含むため、腎毒性を起こしやすい特徴もあります。

 

自律神経作用薬

 

自律神経系に作用する薬を自律神経作用薬といい、交感神経作用薬と副交感神経作用薬に分けられます。

 

交感神経作用薬には、交感神経作用を強めるアドレナリン作動薬作用を弱める抗アドレナリン薬があります。

 

一方、副交感神経作用薬には、副交感神経作用を強めるコリン作動薬作用を弱める抗コリン薬があります。

 

交感神経が優位になるのはアドレナリン作動薬抗コリン薬

副交感神経が優位になるのは抗アドレナリン薬コリン作動薬

 

アドレナリン作動薬

 

主な作用は、交感神経優位による、血管収縮、心収縮力増強、気管支拡張です。

 

β刺激薬は気管支拡張作用により、気管支喘息患者への吸入薬として用いられます

 

抗アドレナリン薬

 

主な作用は、副交感神経優位による、血管拡張、心収集力減少、気管支収縮です。

 

β遮断薬は気管支を優位に収縮させるため、気管支喘息の患者には禁忌です。

 

β刺激とβ遮断、どちらが気管支を拡張/収縮させるのか、確実に覚えましょう。

 

コリン作動薬

 

副交感神経を優位にすることで、眼圧の低下となるため、緑内障に適応されます。

 

一方、副交感神経が優位になることで、気管支収縮、腸管運動の促進につながるため、気管支喘息の患者や消化性潰瘍のある患者には禁忌になります。

 

抗コリン薬

 

副交感神経を抑制することで、気管支の拡張、腸管運動の抑制になるため、気管支喘息や消化性潰瘍の患者に適応となります。

 

一方、副交感神経を抑制することにより、眼圧が上昇するため、緑内障の患者には禁忌となります。

 

※抗コリン薬=アトロピン

 

副作用としては、排尿困難、顔面紅潮、口渇、めまい、便秘などがあります。

 

排尿困難になることから、前立腺肥大症の患者にも禁忌となります。

 

 

心臓(血圧・循環)に関係する薬剤

 

心臓に関係する薬剤として、強心薬・狭心症治療薬・降圧薬・利尿薬を覚えます。

 

強心薬(強心作用)

 

A. ジギタリス、アドレナリン

 

ジギタリスは蓄積しやすく、中毒を起こしやすいため。血中濃度のモニタリングが必要な薬剤です。(薬物有害事象)

 

ジギタリス中毒の症状は、消化器症状(悪心・嘔吐)、不整脈、視覚障害、神経症状(めまいなど)です。

 

狭心症治療薬

 

A. ニトログリセリン

 

冠動脈を拡張して、冠動脈の血流を増加させるため、狭心症発作時など冠血流が低下した場合に使用する薬である。

 

投与方法は舌下投与である。内服はしない。

 

降圧薬

 

A. カルシウム拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬、利尿薬

 

降圧薬は血圧を下げる機序により、4つに分類される。

 

①カルシウム拮抗薬は、血管平滑筋細胞内へのカルシウムイオンの流入を抑制し、血管を拡張させ、血圧を低下させます。

 

②β遮断薬は、β受容体を遮断して心拍出量を低下させることで、血圧を低下させます。

 

③ACE阻害薬は、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系の作用に関係し、アンジオテンシンⅡの作用を阻害することで、血圧を低下させます。

 

④利尿薬は、腎臓からのナトリウム・水の排泄を促進し、循環血液量を減少させることで、血圧を低下させます。

 

利尿薬

 

A. ループ利尿薬(フロセミド)

 

腎臓からのナトリウム・水の排泄を促進しますが、カリウムの排出も促進するため、低カリウム血症になるリスクがあります。

 

血圧を下げる目的以外に、浮腫などを改善する目的でも使用されます。

 

抗血栓薬

 

抗血栓薬は、細かく分類すると、抗凝固薬と抗血小板薬に分けられます。

 

抗凝固薬

 

A. ワルファリン

 

ワルファリンは、ビタミンK依存性凝固因子(Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ)の生成を阻害し、血液凝固を阻害します。

 

そのため、ワルファリンとビタミンKは食べ合わせが危険な組み合わせになります。

 

抗血小板薬

 

A. アスピリン

 

ワルファリンと違い、アスピリンは血小板凝集を阻害することで、抗血栓作用を示します。

 

また、アスピリンは、抗炎症作用をもち、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)のひとつです。

 

副腎皮質ステロイド薬

 

A. プレドニゾロン

 

副腎皮質ステロイド薬は、抗炎症・免疫抑制作用をもち、広く使用されているため、国家試験に頻出です。

 

副作用は、満月様顔貌、高血糖、易感染、骨粗鬆症、中心性肥満などがあります。

 

鎮痛薬

 

鎮痛薬は、麻薬性鎮痛薬、非ステロイド性抗炎症薬などが分類されます。

 

麻薬性鎮痛薬

 

A. モルヒネ、オキシコドン、フェンタニル

 

副作用としては、腸蠕動低下による便秘・悪心・嘔吐が有名です。その他、呼吸抑制、眠気などがあります。

 

非ステロイド性抗炎症薬

 

A. インドメタシン、アスピリン

 

副作用としては、消化性潰瘍が頻出。その他、腎障害や出血傾向(アスピリンの場合)などもあります。

 

精神疾患治療薬

 

抗精神病薬、抗うつ薬、気分安定薬、抗不安薬、睡眠薬、抗てんかん薬、抗認知症薬などがあり、これらを総称して向精神薬と呼ぶ。

 

精神疾患治療薬は、種類が多く、色々と覚えると混乱しますので、優先度の高いものだけを覚え、知識を広げていきましょう。

 

抗精神病薬

 

A. 統合失調症や躁状態の治療に用いる

 

副作用として、ドパミン遮断作用による錐体外路症状が有名です。

 

錐体外路症状の主は、アカシジア、ジストニア、遅発性ジスキネジア、パーキンソン症候群などの症状が起こります。

 

抗うつ薬

 

A. うつ病(セロトニン神経やノルアドレナリン神経の機能を正常化する)

 

副作用には、セロトニン活性過剰による、セロトニン症候群がある。

 

セロトニン症候群には、不安・焦燥、発熱、ミオクローヌスがある。

 

気分安定薬

 

A. 双極性障害(気分の波を小さくする)

 

炭酸リチウムやバルプロ酸ナトリウムなどが代表的な薬剤。(血中濃度のモニタリングが必要な薬剤)

 

リチウム中毒では、発熱、悪心・嘔吐・下痢などの消化器症状、めまい、運動失調、構音障害などの中枢神経症状が起こる。

 

重症化すると、急性腎不全や意識障害、全身けいれんなどが起こる。

 

抗不安薬

 

ベンゾジアゼピン系の薬物は、抗不安作用の他、筋弛緩、催眠・鎮静作用がある。

 

副作用として、依存性、呼吸抑制、刺激興奮、眠気、血圧低下、ふらつきなどがある。

 

薬理学のまとめ

 

『薬』と一言で言っても、本当に多くの薬が世の中に出回っているため、全ての薬剤を覚える必要はありません。

 

(薬剤の詳しい知識は、薬剤師や医師にお任せましょう。)

 

ただ、少なくともここだけは覚えてほしいというような、メジャーな薬剤は覚える必要があります。

 

そして、その薬剤を患者さんに使用するからには、どのような薬効があるのか、どのような副作用があるのかを覚えておくことが重要です。

 

看護師として、どのような知識を身につけておくべきなのかも考えつつ、暗記を進めていくことで、効率良く・必要な知識だけを覚えていけると思います。

 

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こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、基礎看護分野で難解の分野、消毒と滅菌について、です。

 

滅菌と消毒の違い、滅菌と消毒により死滅する微生物の差などを解説していきます。

 

滅菌と消毒の違い

 

滅菌芽胞を含むすべての微生物を死滅させる処理方法のこと。

 

消毒:生存する微生物の数を減らすために用いられる処理方法のこと。

 

(※芽胞は、細菌内でつくられ、耐久性の高い物質であり、消毒薬に対する抵抗性が強い。)

 

滅菌は、その芽胞をも死滅させる強い方法であることをまずは覚えておいてください。

 

滅菌法の種類

 

種類が多く、全てを細かく覚えるのは難しいので、ポイントを絞って覚えることが大切になります。

 

国家試験に出題されたことのある、加熱滅菌法の2種ガス滅菌法の2種に絞って解説します。

 

加熱滅菌法①:高圧蒸気滅菌法【オートクレーブ】

 

安全、確実、短時間で滅菌ができ、コストも低いため、最も推奨されている滅菌法です。

 

基本的にはオートクレーブで全ての器材を滅菌したいところなのですが、熱や湿度に弱い器材は適用外になってしまいます。

 

適用器材は、金属、リネン類、ガラス製品、シリコン類など、耐熱・耐水性の器材になります。

 

加熱滅菌法②:乾熱滅菌法

 

加熱滅菌法になりますが、オートクレーブと比較すると、時間がかかるため、高温による変形などのリスクがあります。

 

適用器材は、オートクレーブとほぼ同じです。

 

一点メリットを挙げるとすると、水を使用しないため、耐水性のないものでも活用でき、錆びにくいということがあります。

 

ガス滅菌法①:エチレンオキサイドガス滅菌法【EOG滅菌器】

 

オートクレーブができないような熱や湿度に弱い器材を滅菌することが可能です。

 

ただ、有害ガスを用いること、コストが高いこと、滅菌に時間がかかることから、第一選択とはなりません。

 

また、すぐには使用できず、有害ガスを抜くためのエアレーション(空気の入れ替え)をする必要があることもデメリットです。

 

適用器材は、プラスチック製品、ゴム製品、紙、ラテックス製品、などの熱や湿度に弱い器材になります。

 

ガス滅菌法②:過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌法

 

EOG滅菌器と同様、熱や湿度に弱い器材を滅菌することが可能です。

 

②と違う点は、短時間で滅菌ででき、有害ガスも用いないので、すぐに使用できることですが、コストが高いのが難点です。

 

また、滅菌の過程で減圧するので、減圧に耐えられないものも適応外です。

 

適用器材は、②と同様の器材に加え、光学機器、電子機器なども可能です。

 

 

その他:煮沸消毒法

 

消毒法になりますが、煮沸消毒法というものもあります。

 

オートクレープなどの滅菌法では、変質するおそれのあるものに用いられる消毒法です。

 

適用器材は、ガラス製品や金属、ゴム製品などです。

 

消毒薬

 

消毒薬は強い順に並べて解説します。

 

①グルタラール、次亜塩素酸ナトリウム

 

芽胞を含む、すべての微生物を消毒することができます。

 

グルタラールは、人体に強い有害作用があります。

 

次亜塩素酸ナトリウムは、金属に腐食性あります。

 

②ポピドンヨード、エタノール

 

芽胞以外の細菌、ウイルスを消毒することができます。

 

※エタノールはノロウイルスには無効であるため、ノロウイルスに対しての消毒は次亜塩素酸ナトリウムを用います。

 

③オスバン、ヒビテン

 

一般細菌に対してのみ効果を発揮する低水準の消毒薬です。

 

粘膜や創傷の消毒にも用いることが可能です。

 

滅菌法と消毒法の問題

 

第106回国家試験 午前21

 

オートクレーブによる滅菌法はどれか

 

1.乾熱滅菌

2.プラズマ滅菌

3.高圧蒸気滅菌

4.酸化エチレンガス滅菌

 

解答:3

 

まとめ

 

滅菌法は、オートクレープ=高圧蒸気滅菌が最も用いられている。

 

EOG滅菌などのガス滅菌は、オートクレーブの適応外となる、耐熱・耐水性のないものを滅菌する。

 

消毒薬は芽胞まで適応となるか、芽胞は適応外か、粘膜まで使用できるものか、強度の差を重点的に覚える。

 

 

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こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、意識レベルの評価方法、JCS(ジャパン・コーマ・スケール)とGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)について解説していきます。

 

意識レベルの評価はJCSとGCS

 

意識レベルを評価するのに用いるスケールはどれか?という問いがあれば、基本的にこの2個のどちらかが選択肢にあるはずです。

 

意識レベルの評価=JCS・GCSをまずは覚えておきましょう。

 

JCS=ジャパン・コーマ・スケールの評価方法

 

覚醒に応じて3つのレベルに区分されています。

 

Ⅰ:刺激しなくても覚醒している状態

Ⅱ:刺激すると覚醒する状態

Ⅲ:刺激しても覚醒しない状態

(0:意識清明の状態)

 

各項目をそれぞれ見ていきますが、レベル間がどのように違うのか、ポイントをしっかり覚えるようにしてください。

 

Ⅰ:刺激しなくても覚醒している状態

 

 

Ⅰ-1:いまひとつはっきりしない状態

 

名前や生年月日、日付や場所、年齢など、変化する値においても答えることができるが、意識清明状態ではなく、どことなくボーっとしている状態を指します。

 

Ⅰ-2:見当識障害がある

 

名前や生年月日など、変化のないものは答えられるが、日付や場所など変化する値は答えられない状態

 

Ⅰ-3:名前や生年月日が言えない

 

名前や生年月日など、変化のないものでさえ答えられず、ただ覚醒している状態。

 

 

Ⅱ:刺激をすると覚醒する状態

 

 

Ⅱ-10:普通の呼びかけで覚醒する

 

「山田さん」と肩をポンっとたたくくらいで、容易に目を覚ます状態。

 

Ⅱ-20:大きな声で呼びかけると覚醒する

 

「山田さん!起きて下さい!」と大きな声で、体をゆすりながら呼びかけると目を覚ます状態。痛み刺激は加えていない状態です。

 

Ⅱ-30:痛み刺激を加えるとかろうじて覚醒する

 

呼びかけでは開眼せず、痛み刺激を加えることでどうにか覚醒する状態。痛み刺激を加えることで、どうにか目を開ける、ぎりぎりⅡレベルの状態です。

 

Ⅲ:痛み刺激でも覚醒しない状態

 

 

Ⅲ-100:痛み刺激に対して、払いのけるような動作をする

 

痛み刺激で開眼しないが、痛み刺激から逃げようとしたり、払いのけようとしたりする行動がみられる状態。

 

Ⅲ-200:痛み刺激に対して、顔をしかめるなど、わずかに反応がある状態

 

痛み刺激に対して、わずかに反応がある状態。Ⅲ-300は無反応状態なので、なにか少しでも反応がある状態がⅢ-200となる。

 

Ⅲ-300:痛み刺激に対して、全く反応しない

 

昏睡状態にあり、痛み刺激に対しても無反応。

 

GCS=グラスゴー・コーマ・スケール

 

GCSの評価は、開眼(E)・発語(V)・運動(M)の3つの機能ごとに評価します。

 

開眼(E):4段階、発語(V):5段階、運動機能(M):6段階で評価し、最大15点、最小3点の合計点を算出します。

 

開眼(eyes open) 4段階で評価

 

 

4点:自発的に開眼

3点:呼びかけ(命令)により開眼

2点:痛み刺激により開眼

1点:開眼しない

 

発語(best verbal response) 5段階で評価

 

 

5点:見当識がある

4点:意味のない会話をする

3点:意味のない単語を発する

2点:単語にならない発声のみ

1点:反応なし

 

運動機能(best motor response) 6段階で評価

 

 

6点:命令どおりにできる

5点:痛み刺激の部位がわかる

4点:痛みに手足を引っ込める

3点:四肢屈曲反応(病的屈曲)

2点:伸展反応

1点:反応なし

 

※難解問題の補足※

 

3点は除皮質硬直、2点は除脳硬直の姿勢を指します。

 

◉除皮質硬直:大脳皮質の広範囲の障害を示唆し、痛み刺激により、上肢は強く屈曲し、下肢は強く伸展するような姿勢をとります。

 

→そのため、3点は病的屈曲とされています。

 

◉除脳硬直:中脳や橋を中心とした脳幹の障害を示唆し、痛み刺激により、上下肢ともに強く伸展するような姿勢をとります。

 

→そのため、2点は伸展反応とされています。

 

第112回看護師国家試験で問われたGCS

 

JCSばかり問われていた国家試験で、今回はGCSが問われました。

 

 

午後94の状況設定問題なので、2点分です。

 

GCSの評価基準を覚えていれば解ける問題だったので、評価できるようにしておくことが大事です。

 

 

まとめ

 

◉意識レベルを評価する=JCS・GCS

 

◉JCSは覚醒のレベルに応じて、Ⅰ〜Ⅲに分類され、評価される。

 

◉GCSは発語・言語・運動の3つの機能ごとに評価され、合計点で算出される。

 

※除皮質硬直や除脳硬直は難しいですが、異常反射がM3, M2では出現しているということを頭の片隅に置いておいて下さい。

 

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こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、ビタミンの種類と機能・ビタミンが欠乏した場合の症状について、解説します。

 

ビタミン〇欠乏になるとどのような症状が出るか、といった問題は国家試験に頻出です。

 

ビタミンの機能を理解し、ビタミンが欠乏した時の症状が分かるようにしていきましょう。

 

そもそもビタミンって何?

 

ビタミンとは、人体の機能を正常に保つため必要な有機化合物になります。

 

三大栄養素に比べると微量ではあるものの、体内ではほとんど合成することができないため、食物から摂取する必要があります。

 

三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)に加え、ビタミン、ミネラルで五大栄養素と呼ばれます。

 

(ミネラルは無機質と呼ばれ、ナトリウム、カルシウム、鉄などがあります)

 

車で例えると、三大栄養素はガソリンで、ビタミンやミネラルはオイル(潤滑油)の役割と例えられます。

 

(車はガソリンがあれば走ることができますが、車の状態を維持するためにはオイルが不可欠なためです。)

 

 

ビタミンの種類

 

現在発見されているビタミンは13種類ほどあります。

 

その中でも、油に溶けやすい脂溶性ビタミンと水に溶けやすい水溶性ビタミンに分けられます。

 

脂溶性ビタミンはD,A,K,Eの4種類だけです。

 

水溶性ビタミンはB1、B2、ナイアシン、B6、B12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、Cの9種類程度です。

 

 

水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの特徴

 

水溶性のビタミンは水に溶けるため過剰に摂取したとしても、余分な量は尿として排出されます。

 

一方、脂溶性ビタミンは水に溶けないため尿として排出されることがなく、体内では脂肪組織や肝臓等に貯蔵され、毎日少しずつ生体で消費されます。

 

水溶性ビタミンに比べると脂溶性ビタミンの方が蓄積されやすいため、過剰摂取には注意が必要です。

 

脂溶性ビタミンはこれだけ(DAKE)

 

脂溶性ビタミンはDAKEの4種類だけです。

 

 

一つ一つの役割と不足した時の症状を見ていきます。

 

ビタミンD

 

【役割】

カルシウムとリンの吸収を促進し、骨を丈夫にします

 

【不足】

骨軟化症、くる病(小児の骨軟化症)

 

ビタミンDが不足すると、カルシウムを十分に吸収できず、骨軟化症や骨粗鬆症、くる病などになるリスクがあります。

 

ビタミンA

 

【役割】

視細胞での光刺激反応に関与するロドプシンという物質の合成に必要なため、薄暗いところで視力を保ったり、目や皮膚の粘膜を健康に保つ役割があります。

 

【不足】

夜盲症、眼球乾燥

 

ビタミンK

 

【役割】

ビタミンKは血液凝固因子であり、肝臓でのプロトロンビンの生成に必要です。

 

【不足】

血液凝固因子が不足し、出血傾向となる。

 

ビタミンE

 

【役割】

血中のLDLコレステロールの酸化を抑制する、赤血球の破壊を防ぐなどの作用があります。

 

【不足】

赤血球が多く破壊されるため、溶血性貧血となるリスクがある。その他、皮膚炎、血行障害などがある。

 

水溶性ビタミン

 

水溶性ビタミンは、ビタミンB1, B2, B6,B12, C、葉酸、ナイアシン あたりは押さえておきたい内容になります。

 

特に、ビタミンB1, B12, 葉酸、ビタミンCは優先的に覚えておきましょう。

 

 

ビタミンB1

 

【役割】

ビタミンB1はエネルギー産生に必要(ピルビン酸からアセチルCoAへ変換する)。

 

エネルギー代謝に関する記事はこちらからどうぞ。

 

 

【不足】

脚気(足の浮腫、しびれ、動悸など)、ウェルニッケ・コルサコフ症候群(中枢神経が侵される障害)。

 

【補足説明】

ブドウ糖から十分にエネルギーを産生できなくなるため、食欲不振、疲労、だるさなどの症状が現れる。

 

特に脳へのエネルギーが不足すると、脳や神経にも障害を起こすため、ウェルニッケ脳症などが起こる。

 

ビタミンB12

 

【役割】

赤血球の生成を助ける(巨赤芽球性→赤血球に変換に必要なビタミン)

 

【不足】

未熟な赤血球である、巨赤芽球が増加するため、巨赤芽球性貧血となります。

 

【補足】

ビタミンB12の吸収には、胃の壁細胞から分泌される内因子が必要となります。

 

しかし、胃がんなどで胃の切除術をした場合、胃の内因子が欠乏するため、ビタミンB12を吸収することができず、結果として巨赤芽球性貧血となることがあります。

 

そのため、胃切除術後の患者に起こりやすい病態に巨赤芽球性貧血があることを覚えておきましょう。

 

葉酸

 

【役割】

赤血球の生成と核酸の生成

 

【不足】

ビタミンB12と同様、巨赤芽球貧血になります。また、二分脊椎の原因となるため、妊娠初期に葉酸を摂取することが推奨されています。

 

【補足】

葉酸は、ビタミンB群の一種で、ビタミンB9やビタミンMとも呼ばれます。ほうれん草から発見されたので、葉酸と名付けられました。

 

ビタミンC

 

【役割】

コラーゲンの生合成

 

【不足】

壊血病

 

【補足説明】

 

コラーゲンは皮膚や血管などを作っている主要なタンパク質になります。このコラーゲンを作るのに必要なのがビタミンCです。

 

体の中で、ビタミンCが無くなると、血管や皮膚の張りがなくなり、全身のあらゆるところから出血しやすくなります。

 

その他水溶性ビタミン①ビタミンB2、B6

 

市販のビタミン剤に多く含まれる成分で、皮膚炎や口内炎の予防や治療に役立ちます。

 

不足すると、皮膚炎や口内炎のリスクがあります。

 

その他水溶性ビタミン②ナイアシン

 

ナイアシンはビタミンB群の一種で、ビタミンB3とも呼ばれます。

 

様々な酵素の補酵素として働き、摂取不足になるとペラグラになります。

 

ペラグラの主症状は、皮膚炎や下痢、認知機能低下などになります。

 

ビタミンのまとめ

 

・ビタミンは身体の機能を整える潤滑剤のような役割

 

・脂溶性ビタミンはビタミンD, A, K, E

 

・水溶性ビタミンはビタミンB1, B12, 葉酸, ビタミンC(+ビタミンB2, B6, ナイアシン)。

 

ビタミンが欠乏した場合に起こる症状を、各ビタミンの役割から導き出せるように覚えていきましょう。

 

 

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こんにちは、講師のサキです。

 

今回は、必修問題に焦点を当て、これまでの動向や出題傾向を分析していきたいと思います。

 

必修問題のこれまでの動向

 

看護師国家試験は、112回を数えますが、必修問題は当初から設けられていた訳ではありません。

 

第93回の国家試験から30問の必修問題が導入され、正答率80%の絶対基準が設けられました。

 

その後、第99回からは問題数が50問となり、40/50点以上が絶対基準となりました。

 

これまでの必修問題の問題数は全部で880問

 

第93~98回は30問なので、30問×6=180問

 

第99回~112回は50問なので、50問×14=700問

 

合計:180+700=880問がこれまで出題されてきました。

 

880問という数を多いと思う人もいるかもしれませんが、難易度を考えると全て解くことも可能かと思います。

 

余裕があれば、880問全てを解いてみるというのも良いかもしれません。

 

(※統計データなど古いデータもあるので、丸覚えはしないように)

 

必修問題全880問の出題基準とは

 

必修問題は出題基準(テスト範囲のようなもの)が定められていて、その範囲の中から出題されます。

 

テスト範囲と同様に、出題基準から全て出題される訳ではなく、必修にふさわしい問題を毎年50問選んで、出題されています。

 

特徴として、国家試験はプール制(過去の問題を繰り返し出題する方式)を取り入れているので、重要な問題ほど何度も出題されるようになっています。

 

そのため、何度も出題される問題もあれば、今までほとんど出題されていない問題もあります。

 

実際、毎年半分以上は、過去問の出題形式を変えて、同じような問題が出題されています。

 

正答率の高い問題は、ただ単に簡単な問題という訳ではなく、何度も出題される重要な問題であるため、多くの受験者が解け、正答率が高くなっているという仕組みになっています。

 

過去問を何度も解いていると、「これはよく見る問題だ」と気付くようになり、重要な問題を見出せるようになります。

 

ただ、重要なことは、全く同じ問題は出ないので、丸覚えせずに、応用がきくように学習していくことが大切になります。

 

出題傾向の分析

 

出題基準の目標別に、どのような出題傾向にあるのかを分析してみたいと思います。

 

看護師国家試験の出題基準の4つの目標

 

目標Ⅰ.看護の社会的側面及び倫理的側面について基本的な理解を問う

目標Ⅱ.看護の対象者及び看護活動の場について基本的な理解を問う

目標Ⅲ.看護に必要な人体の構造と機能及び健康障害と回復について基本的な理解を問う

目標Ⅳ.看護技術の基本的な理解を問う

 

出題基準の詳細な内容はこちらの記事からどうぞ。

 

 

 

必修問題の目標別の出題数:第104回~109回:300問

 

出題基準別の配点は以下のようでした。

 

目標Ⅰ 68点
目標Ⅱ 52点
目標Ⅲ 108点
目標Ⅳ 90点

 

分野別に出題数を整理すると、おおよそ以下のようでした。

 

1.解剖生理/病態生理/薬理学:108/300(50点換算:16/50)

2.基礎看護学:90/300(50点換算:15/50)

3.社会保障関連:72/300(50点換算:12/50)

 

第104回~109回:300問の分析結果の考察

 

解剖生理/病態生理/薬理学の配点が最も大きいですが、その分範囲はかなり広く、難易度も高いです。

 

一方、社会保障や基礎看護学の配点は解剖生理等に比べると配点は低いですが、学習する範囲は狭く、難易度は低いです。

 

特に、社会保障などの分野は重要な問題は決まっているので、一気に覚えてしまうことで、必修の社会保障の範囲分の得点を上げることが可能です。

 

一方、解剖生理/病態生理/薬理学の範囲は、重要な問題が多く、絞りにくい分野なので、一般問題を見据えながら、丁寧に学習することが大切になります。

 

必修問題とひとくくりにせず、目標別に問題を解き進めることも大事です。

 

必修問題の得点アップのためには

 

先述の通り、必修問題とひとくくりにしてしまわず、目標別に理解度(得点状況)を把握することが重要です。

 

必修問題38/50点だったとしたら、-12点はどこの範囲なのかを知ることです。

 

理解していない、苦手な分野を知ることで、重点的にその分野を強化することができるからです。

 

模試を受けると模試の結果で簡単に情報を得られると思います。

 

ただ、模試だけでは不十分なので、自己学習の中でも出題基準に照らし合わせ、苦手な分野を見出していくことが重要です。

 

その上で、苦手分野の問題のピックアップ集を作っていくなどできればさらに良いですね。